2023.12.13 「相模原テクニカルセンター」開設 NECフィールディング、保守部品配送のBCP強化
相模原テクニカルセンターが入居する施設(相模原市中央区)
NECグループで保守サポート事業を担うNECフィールディングは、メンテナンス事業に必要な保守部品を一元管理し全国に配送する新たなパーツ拠点「相模原テクニカルセンター」を相模原市中央区に開設した。事業継続計画(BCP)に基づき緊急時の保守部品配送にも対応するBCP倉庫として、既存の一大パーツ拠点である川崎テクニカルセンター(川崎市川崎区)を補完する。既に一部の保守サービスの提供を始めており、今後は自動配送システムなどを構築して2025年9月のフル稼働を目指す。
同社は全国147カ所にある倉庫を川崎テクニカルセンターで一元管理し、全国に24時間365日体制で保守部品を供給している。一方で近年急増する集中豪雨や台風、地震など万が一の災害で川崎センターが機能停止した場合でも全国の供給倉庫へ補給用保守部品が供給できるよう新拠点の整備を決めた。
新センターは相模原市中央区にある大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK相模原」内に開設。都心から40キロメートル圏内で東名高速や圏央道へアクセスがよく、関東広域配送の物流拠点として最適なことから同所を選んだという。
同施設3階の総面積約6570平方メートルに入居し、倉庫エリア(5290平方メートル)では既に企業向けのトナーなどの供給部品を配送する業務が一部稼働。商品のピッキングを自動化するオーダーピッキングロボット(ORV)3台が、構内を自律走行し、従業員の部品運搬作業を支援している。
(14日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)