2024.01.11 旭化成エレクトロニクス、ミリ波センシングで車内の子ども置き去り防止へ
デモの様子
旭化成子会社の旭化成エレクトロニクスは、ミリ波センシング技術を生かし、車室内の子ども見守りや居室内の高齢者見守りへの展開を図る方針を明らかにした。9日には、その一環としてカナダのスタートアップと協業を開始すると発表。こうしたソリューションをCES2024で披露している。
旭化成エレクトロニクスはこれまでも、トランシーバーICをはじめ、ミリ波レーダー向けの半導体製品を多くリリース。特に新製品AK581xシリーズは、60GHzミリ波レーダー向けトランシーバーICとなっている。
これを、カナダのスタートアップのポントセンスのアルゴリズムやアンテナ技術と組み合わせることで、車室内で複数の人物の呼吸数と位置を同時に検出することができる。また、四つの受信機と送信機を備え7GHz(57~64GHz)の周波数変調範囲をカバーし、50cmの分離性能と最小で2.2㌢㍍の距離分解能を実現する
CESのブースではその様子をデモ。分解能の高さを他社製品と比べることで分かりやすく披露している。(電波新聞CES取材班)
(12日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)