2024.02.14 【省エネ大賞特集】経済産業大臣賞 パナソニック 「GX対応冷蔵庫9Xシリーズ」
省エネ大賞「経済産業大臣賞」を受賞したパナソニックのGX対応冷蔵庫 9Xシリーズ
クラウドで霜取り運転最適化
実使用環境下で消費電力量22%削減
パナソニックは、「2023年度省エネ大賞」(省エネルギーセンター主催)で、最高賞となる「経済産業大臣賞」を2件受賞したほか、そのほかの賞も含め合計6件を受賞した。
経済産業大臣賞に輝いたのが、くらしアプライアンス社の「GX対応冷蔵庫 9Xシリーズ」(製品・ビジネスモデル部門)、エレクトリックワークス社の「京都ビルにおけるZEB Ready化を伴う省エネ改修」(省エネ事例部門)。
また、くらしアプライアンス社の「カーボンニュートラル実現に向けた低温フローはんだ工法の開発」が省エネ事例部門「省エネルギーセンター会長賞」を、エレクトリックワークス社の「世界初 水素を活用した3電池連携によるCO₂ゼロ向上に向けた取り組み」が同部門の「審査委員会特別賞」を受賞した。
さらに、空質空調社の「再エネ利用最大化のための個別空調システム『ハイブリッドGHP』の開発」と、「省エネ性と快適性を追求するエアコン『エオリア24XS・HXシリーズ』」が、それぞれ製品・ビジネスモデル部門の「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。
パナソニックグループでは、長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を制定し、自社でのCO₂排出量削減や、社会のCO₂削減貢献量の拡大と、資源効率を高め限られた天然資源の消費を削減するサーキュラーエコノミー実現に向け事業活動に取り組む。受賞した製品や取り組み事例は、このビジョンに合致した大きな成果だ。
製品・ビジネスモデル部門で「経済産業大臣賞」(節電分野)を受賞したのが、「クラウド制御で実現 GX対応冷蔵庫 9Xシリーズ」。
同製品は、クラウドで顧客の使い方を学習し、家庭ごとの生活パターンに合わせ冷却器の霜取り運転を最適化する「AIクーリング」などの機能を持つ。
JIS条件でトップクラスの消費電力量(600リットルクラス)を達成するとともに、実使用環境下での消費電力量(霜取り時)を22%削減した。
また、庫内の温度変動を低減し食品表面への霜つきを抑えて長期間おいしさを保つ「うまもり保存」など、使い勝手の良い特長が充実している。
さらにクラウドが気象警報と連携して停電でも庫内の低温を長続きさせる独自の「停電そなえモード」も搭載。アプリで暴風/暴風雪警報を受信すると自動で予冷運転を開始、停電の際も約5時間保冷が続き食品廃棄ロスを減らすことができる。