2024.05.07 萬世電機、3月期連結は営業益など過去最高
萬世電機の2024年3月期連結決算は主要事業で売り上げを伸ばし、営業利益、経常利益で過去最高、売上高は前期比13%の増収ながらも過去最高だった1997年度の340億円には及ばなかった。
電気機器・産業用システムは一部の顧客で在庫調整が続いたが、設備投資が堅調、FA機器も順調、売上高は同7%増の117億円。電子デバイス・情報通信機器は産業系、民生系ともに伸長、情通機器も企業向け大口案件が伸び、同25%増の96億円の売上高。
設備機器では冷熱工事案件や電気工事案件が堅調、売上高は同8%増の47億円。唯一減収だったのが太陽光発電。出力制御が増加した結果、同10%減の9600万円。
同社は2023年度でルネサスエレクトロニクス社製品の販売を終了。占部正浩社長によると、ルネサス製品の全体に占める比率は約10%だが、25年3月期への影響は精査中のため、通期予想の公表を控えた。