2024.05.10 ミネベアミツミ、3月期連結は12期連続で増収
ミネベアミツミの2024年3月期連結決算は、増収減益となった。売上高は過去最高を更新し、12期連続の増収を達成した。売り上げ・各利益ともに、今年2月時点の予想から上振れた。
通期のセグメント別売り上げは、プレシジョンテクノロジーズ事業は、主力のボールベアリング(BB)はデータセンター向けの需要が伸び悩んだが、ロッドエンドベアリングが航空機関連向けに増加し、前期比7.1%増。モーター・ライティング&センシング事業は、車載向けモーターの販売が増加し、同0.8%増。
セミコンダクタ&エレクトロニクス事業は、機構部品、カメラ用アクチュエーターの光デバイスの販売が落ち込み、同6.7%減となった。アクセスソリューションズ事業は、ミネベアアクセスソリューションズの経営統合に加えて、自動車生産の回復に伴い需要が復調し、同65.4%増となった。
今期連結業績は、増収増益を計画する。高付加価値製品を含め在庫水準はボトムアウトしたため、全ての分野で改善傾向を見込む。