2024.05.10 日本ケミコン、3月期連結は営業減益 ICT・産機関連需要減で

 日本ケミコンの2024年3月期連結決算は、ICT・産機関連需要の減少が影響し、減収・営業減益となった。

 セグメント別売上高は、主力のコンデンサーが前期比6.0%減となった。市場別では、自動車関連市場は半導体供給不足の緩和などにより堅調に推移したが、産業機器関連市場は中国での景況悪化に伴う設備投資伸び悩みなどにより低調に推移し、ICT関連市場はコロナ禍特需の反動で、パソコンやデータセンター向けサーバーなどの在庫調整が長期化した。

 今期連結業績は売上高は微増ながら、2割強の営業増益を計画する。