2024.05.22 【次世代自動車用部品・材料特集】ケル 高速通信・高耐熱・耐振動をテーマ
JBシリーズ
ケルは「CASE」をメガトレンドとした自動車の進化に向け、「高速通信・高耐熱・耐振動」をテーマとしたコンセプト製品の開発を強化している。同社は、「人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA」に初出展し、同社が目指すこれらの車載向け新コンセプトを訴求する。
新規コンセプト品では、開発中のPCIe5.0相当の高速通信対応基板対基板コネクター「JBシリーズ」を紹介する。統合ECU向けに開発を進めている製品で、32ギガbps相当の高速通信に対応、最大80Aの電源を供給できる。
同じく新規コンセプト品として、パワートレイン系のコンバーターやインバーター、OBC(オンボードチャージャー)向けに開発中の「耐振動と140度耐熱を兼ね備えた基板対基板コネクター」を紹介する。
既存フローティングコネクターは、「DYシリーズ」「DTシリーズ」、電源端子付き「DT-Eシリーズ」、シェル付きタイプ「DT-Sシリーズ」などの豊富なラインアップを展示。「DUSシリーズ」は125度耐熱、16ギガbps対応の製品で、ドライブレコーダーやオーバーヘッドコンソールなどで採用されている。
このほか、細線同軸コネクターや、次世代高速要求に対応する224ギガbps(PAM4)差動伝送ケーブル用コネクター「HSPシリーズ」(開発中)も披露。ブースでは「熱ソリューション」の動画紹介も行う。