三菱電機は、高速・高精度FA機器と制御技術を組み合わせたロボットで「パズルキューブを最速で解くロボット」のギネス世界記録に挑戦し、これまでの認定記録0.38秒を上回る世界最速の0.305秒を達成し、5月21日にギネス世界記録に認定された。

　ギネス世界記録を達成したロボット「TOKUFASTbot(トクファストボット)」は、回転機構に小型・高出力で信号応答性の高い同社製サーボモーターを使用。

　90度回転0.009秒の動作と独自のAI技術を応用した色認識アルゴリズムによるロボット制御で世界最速を達成した。

　同社コンポーネント製造技術センターの 吉村裕司センター長は「当社の製品に数多く搭載されているモーターの生産性と効率性を高める上で重要な高速かつ高精度の巻線を実現する技術力を証明するために、若手エンジニアたちが自ら世界記録への挑戦を発案し取り組んだ。技術力向上へのモチベーションもさらに上がった」などとコメントした。(24日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)