2024.06.17 「いきもの電球」24日発売、京セラ 植物や魚の育成・鑑賞用LED

「いきもの電球」で観葉植物を照らすイメージ

「CERAPHIC いきもの電球」「CERAPHIC いきもの電球」

 京セラは、自然光に近似した生体に優しい光を再現するLED照明「CERAPHIC」(セラフィック)の新製品として、植物や魚などの個人向け育成・観賞用に特化した「CERAPHIC いきもの電球」を24日に発売する。3色の光色を用意し、用途や好みに合わせて選べる。価格は税込み1万7600円。

 いきもの電球は一般的なE26口金を採用。白色(4000K)、昼白色(5000K)、昼光色(6500K)をそろえ、「昼下がりの光」や「日中の太陽光」などの再現を目指した。直販サイトのほか、アクアテイラーズやエイチ・ツーといった全国のアクアリウム専門ショップで順次発売する。

 セラフィックは、地球上のあらゆる生物に寄り添う光環境を実現する同社独自のLED照明として2006年に誕生。自然光に近似した高品質な光を再現し、生体に優しい光や高級感のある光などを提供する。紫色LEDとRGB蛍光体により、1つのチップの中にあらゆる波長を含めることで、光を自由にカスタマイズできる。全国の水族館や動物園、美術館、手術用照明などで採用されている。

 こうした高品質な光を一般にも広げることを目指して小型化し、今回発売する。自宅で植物を育てる際の適切な育成環境や雰囲気づくりなどにつなげたい考えだ。

 熱帯魚などを販売するペットショップライセンス(川崎市宮前区)の竹川貴広さんは「観葉植物のアカベは、きれいに形良く育てることが難しい。今回使用してみて、鋸歯(きょし)に厚みが出て、斑がきれいに入ることが確認できた。このようなライトを待ち望んでいた」とコメントしている。