2024.06.20 「本気の最高峰」 有機ELとミニLED液晶 新型4Kテレビ7月発売 輝度2倍以上も TVS REGZA

「有機ELも液晶も本気の最高峰テレビ」と強調する石橋副社長

「数段ステップアップしたモデル」と話す本村レグザブランド統括マネージャー「数段ステップアップしたモデル」と話す本村レグザブランド統括マネージャー

 TVS REGZAは20日、高精細4K有機ELテレビとミニLED液晶テレビのフラグシップ機を発表した。石橋泰博副社長は「レグザ史上最高のエンジンと最高性能のパネルを搭載した、有機ELも液晶も本気の最高峰テレビ」と強調。7月12日に発売する。

 新製品は4K有機ELレグザ「X9900Nシリーズ」(65V、55V型)と4KミニLED液晶レグザ「Z970Nシリーズ」(75V、65V型)。

 有機ELレグザは、新開発のマイクロレンズアレイ有機ELパネルを採用し、独自開発のアルミ3層で放熱するハイブリッド冷却システムを搭載。高輝度と引き締まった黒の高コントラストを実現し、ピーク輝度が従来機2倍以上の2000nit以上出せるようになった。

 ミニLED液晶は、従来比1.3倍の新開発の高輝度ミニLEDバックライトを採用し、高コントラストで色鮮やかな表現が可能。輝度も3000nitになりコントラスト性能は大幅に上がった。

 独自開発の映像処理エンジン「レグザエンジンZRα」は、AI映像解析と映像信号処理、パネル駆動技術を高め、特にコントラスト処理にこだわった。AIを使った高画質化処理も進化し、ネット動画処理ではバンディング(縞模様)がほとんど消える上、被写体を感知することで精細感は損なわない。ミリ波レーダーも感度を上げ、視聴距離に合わせた適切な画質と音質を自動で調整する。

 音響システムも刷新。有機ELは新開発の18個のスピーカーを180Wのマルチアンプで、液晶は11個のスピーカーを122Wで駆動し、5.1.2チャンネルの音場を実現する。「レグザイマーシブサウンド360プロ」も新開発した。

 「みるコレ番組ガイド」では気になるアイドルや俳優などの「推し活」を支援する機能も搭載した。

 本村裕史レグザブランド統括マネージャーは「新製品は数段ステップアップしたモデルで、有機も液晶も両方とも本気だということを訴求したい」と話した。市場想定価格はX9900Nシリーズの65V型が税込み64万6800円、Z970Nシリーズの65V型が同49万5000円。

7月に発売する4K有機ELテレビと4KミニLED液晶テレビの新製品

(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)