2024.04.02 「ミニLEDの進歩が激しい」 TVS REGZAが4Kテレビ新型、高性能を購入しやすく

ミニLEDの高画質化が進んでいることを強調する本村統括マネージャー

新パネルで高画質化したZ870N新パネルで高画質化したZ870N

輝度を高めたX8900N輝度を高めたX8900N

 TVS REGZAは2日、高精細4Kテレビ「4Kレグザ」の2024年モデルで、有機ELやミニLEDなどの上位機を発表した。最上位機に次ぐ製品ラインで、高性能を手に取りやすい価格で展開していく。4月12日から順次発売する。

 「これまで画質は有機ELだと言ってきたが、この1~2年のミニLEDの進歩が激しく、有機ELとミニLEDの双璧になっている」。そう強調するのは、本村裕史レグザブランド統括マネージャーだ。

 新製品は有機EL「X8900N」、ミニLED「Z870N」、液晶「Z670N」の3シリーズ11機種。全シリーズに新開発の「レグザエンジンZR」を搭載した。

 ミニLEDのZ870Nは、放送番組を丸ごと録画し、いつでも視聴できるタイムシフトマシンを搭載したフル装備機になる。最新の高色域量子ドットシートと高輝度ミニLEDバックライトを搭載した新開発のパネルモジュールにより、輝度が従来比1.3倍になり、高いコントラストも実現した。

 有機EL「X8900N」は、新開発の低反射パネルで輝度をさらに高めた。

 今回、全モデルにネット動画高画質化技術を搭載。ネット動画で発生する階調の段差を円滑にするネット動画バンディングスムーザーを、最上位機に続き搭載した。人工知能(AI)を使った高画質技術により、クラウド上から番組に合わせて画像を最適化するデータをテレビに落とし、ほぼリアルタイムで映像を高画質化する。

 リモコンにはレグザで初めてブルートゥースコントロールを採用したほか、業界トップクラスのネット動画ダイレクトボタンには今回「バンダイチャンネル」も入れた。

(3日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)