2024.07.18 【ケーブルコンベンション/ケーブル技術ショー特集】パナソニック コネクト STBの活用事例紹介 多様な製品と組み合わせる
STB現場サポートのイメージ
パナソニック コネクトは「ケーブルテレビとともに、地域と繋(つな)がり、地域DXを支える」をコンセプトに、「顧客価値向上」「運用・業務効率化」「自治体・企業向け」の三つのゾーンで最新の技術やソリューションを提案する。
顧客価値向上ゾーンでは、STBのラインアップと活用事例を紹介。エントリーモデルのSTBとブルーレイレコーダー「全自動ディーガ」を組み合わせて提案する。ACAS多チャンネル放送を全自動ディーガにLAN録画が可能な点が特長だ。
STBを使用した映像と音声の遠隔コミュニケーションサービス「STBテレビ電話」を参考出展。遠隔コミュニケーションのツールとして提案する。放送視聴中にも着信できるアプリケーションで、誰でも操作しやすいUI/UXを提供する。
技術展示として、STBとユカイ工学のコミュニケーション型ロボット「BOCCOemo」を介したコミュニケーションシステム「コミュニケーションロボット」を初披露する。
「STB番組レコメンドサービス」では、同社の独自アルゴリズムで視聴動向からお勧め番組を提案。直感的なデザインにより、誰でも使いやすく楽しめる操作性を実現。加入者の嗜好(しこう)に合わせたお勧め番組に加え、今後は自治体・地域の情報、映像も効率的に提供できるサービスも検討している。
運用・業務効率化ゾーンでは、STBを活用し、視聴実績情報などのさまざまなデータをより活用できる「データ分析・可視化サービス」を提案。昨年はダッシュボードを活用し、部門別に分析サービスを提供した。今年は、さらに視聴実績レポートを自動的に作成できる機能で業務の効率化を訴求する。
また、映像の自由度と効率性を両立させたクラウド映像制作ソリューション「KAIROS Cloud Solution」を展示する。
新製品として、STBの状態を把握し、遠隔操作でトラブルを迅速に解決する「STB現場サポートサービス」を提案。STBの状態履歴を把握することができるため、故障時の状況を的確に診断可能で高い評価を得ている。ブースでは、大阪に設置しているSTBとつないで遠隔操作のデモを行う。
自治体・企業向けゾーンでは、参考出展として、「STB多画面表示」技術を初披露。STBで簡単に放送画面の分割表示ができ、フレキシブルで効率的な運用ができる。4画面や9画面など、表示画面数に応じて構築が可能だ。
デジタルサイネージソリューション「AcroSign(R)」を展示。3月に発売したAcroSign対応新型コントローラー(STB)は、テレビチューナーを搭載することで、平常時は「サイネージ」、緊急時には「テレビ放送」に切り替えてのリアルタイムな情報発信が可能。サイネージ機能とテレビ機能を一本化したSTB1台で省スペース・省コストで構築できるソリューションとして提案する。
カメラ映像データの活用を広げる便利なソリューションとして、現場映像活用サービス「Cameleo」も提案する。