2024.08.09 【コネクター特集】I-PEX 小型化や軽量化に貢献の製品開発
I-PEXは、自動車の電動化や電子化、燃費や安全性能向上などのニーズに対応し、機器の小型化や軽量化に貢献する端子・コネクターとして「AP-50」「ISH18」「IARPB(バーチカルタイプ)」「FPCカードエッジコネクター(仮称)」の開発を推進。「IARPB(バーチカルタイプ)」は6月から量産開始した。
AP-50は、50Aの直流電源対応の基板間接続用電源端子「APシリーズ」の新製品。ばね部形状を見直し、より高い定格温度(マイナス40~プラス150度)へ対応。同一基板上への複数個のコネクター実装を想定し、フローティング性能を向上させて嵌合(かんごう)性と高い微しゅう動摩耗への耐性を確保。インバーターやDC-DCコンバーターでのコネクター数量抑制とともに基板専有面積を減らし、機器の小型化に寄与。
ISH18は、熱や振動に高い耐性を持つ0・5ミリメートル端子使用の電線対基板接続用コネクター。1.8ミリメートルのコンタクトピッチを採用。125度環境での使用が可能。ハーネスなどの部品点数削減により軽量化に貢献。
IARPB(バーチカルタイプ)は、既存の水平嵌合タイプの軽量、小型ボードインコネクター「IARPB」を垂直嵌合とした新製品で、スペース効率や基板設計の自由度を向上。ヘッドランプのさらなる軽量化・小型化に貢献する。
「FPCカードエッジコネクター(仮称)」は、FPCを差し込むだけで基板と接続できるワンピースコネクター。電線からFPCへの置き換えでスペース効率を向上、基板側コネクター削減により軽量化に貢献。