2024.09.04 JSRがスマートプラ材料開発 生体分子のように抗体を精密認識
独自反応を用いて表面修飾したカラム精製用多孔質粒子。(a)粒子上のエポキシド間結合反応により形成されたチオエーテル橋掛け構造 (b)表面修飾した多孔質粒子の走査電子顕微鏡画像 (c)粒子充塡(じゅうてん)カラム
JSRは、独自のエポキシド間結合反応を用いた橋掛け表面修飾技術により、生体分子のプロテインA(PA)のように抗体を精密認識するスマートプラスチック材料の開発に成功した。同材料は、簡便な表面修飾技術で作成された低コストPA代替材料として、抗体精製や診断向けバイオセンサーなど、さまざまな用途への展開が期待される。
生体分子のPAに代表される抗体結合性タンパク質は、特異的に抗体と強く結合し、さらにバッファー(緩衝水溶液)のpHの変... (つづく)
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