2024.09.25 「半導体製造が九州で完結する」 九州初の半導体展示会、25日開幕

半導体産業に特化した九州初の展示会場には、初日から多くの来場者が訪れている

来場者でにぎわう各社のブース来場者でにぎわう各社のブース

テープカットの様子テープカットの様子

 半導体産業に特化した九州初の展示会「第1回 九州半導体産業展」が25日、マリンメッセ福岡B館(福岡市博多区)で開幕した。当初予定を上回る261社が出展。実行委員長の安浦寛人九州大学名誉教授は「次の世代がこの半導体産業に興味を持って入ってもらうことが非常に大事だ」と期待感を述べた。

 会期は26日まで。開催前日には来場事前登録が7000人を超え、半導体産業が集積する九州での初開催に注目が集まっている。

 開催初日のテープカットには服部誠太郎福岡県知事が出席。服部知事は、半導体後工程大手の台湾ASEが北九州市で土地を仮契約していることに触れ、「実現すれば半導体の製造の一連の流れがここ九州で完結することができる」と力を込めた。