2025.01.21 北欧パビリオン、各国テーマ決まる 大阪・関西万博まであと3カ月

各国政府代表らが集った

共同パビリオン統括責任者のレナ・アブラハムソン・ルンド氏共同パビリオン統括責任者のレナ・アブラハムソン・ルンド氏

北欧パビリオンの完成予想図北欧パビリオンの完成予想図

 大阪・関西万博開幕があと3カ月に迫る中、北欧5カ国の共同パビリオンでは、各国のナショナルデーや各種イベントの概要が決まり、準備が着々と進んでいる。20日には、各国の政府代表や企画責任者が都内で行われたレセプションで進捗を報告した。

 ナショナルデーは会期中に参加国が日替わりで自国の文化を紹介するイベント。フィンランドは「ハピネス」、ノルウェーは「海洋」など、各国の特色を生かしたテーマで催しを行う。北欧5カ国による合同イベントも行われる。今回はスタートアップ、エネルギー、生命科学といったテーマを発表。ほかに5分野を今後発表する予定。

 共同パビリオンはデンマーク、スウェーデン、アイスランド、ノルウェー、フィンランドで構成され、名称は「ノルディック・サークル」。「北欧と共に、より良い明日へ」をテーマとする。ステファン・ホイクル・ヨハネソン駐日アイスランド大使がレセプションに登壇し、「北欧を2030年までに最も統合され、最もサステナブルな地域にしたい」と語っており、そうした展望に沿ったテーマだとうかがえる。

 ヴィクトリア・リー駐日スウェーデン大使も「5カ国の結集で北欧ブランドをより強めていける」と期待を込める。

  高さ17メートル、3階建て、延べ床面積1200平方メートルの木造建築。昨年5月に着工し、現在スケジュールより早く準備が進んでいるという。