2025.02.12 ヤマハ発動機の社長兼CEOに設楽副社長が昇格 3月25日付
渡部会長兼社長(左)と設楽副社長
ヤマハ発動機は12日、設楽元文代表取締役兼副社長執行役員兼CFO(最高財務責任者)が代表取締役社長兼社長執行役員兼CEO(最高経営責任者)に昇格する人事を決めた。就任は3月25日付。渡部克明取締役会長兼代表取締役社長兼社長執行役員は取締役会長となる。日髙祥博前社長が「家族のケアに専念したい」との理由で辞任し、渡部会長は昨年10月から社長を兼務していた。
12日に都内で開いた会見で、渡部会長兼社長はトップ人事について「設楽副社長は幅広い業務経験を持ち、自社製品を楽しむ熱烈なヤマハファン。新中期経営計画(25年からの3カ年)の実行を任せたい」と説明した。
設楽副社長は「目指すべき当社の姿は変化に強い骨太な会社。次世代につながる技術を磨き、技術と事業でイノベーションを起こすことが重要。当社の企業目的は『感動創造企業』であり、感動は人生のエネルギーと考えている。お客さまの人生のエネルギーを生み出す会社にしていく」と抱負を述べた。
設楽 元文氏(したら・もとふみ) 1986年国学院大学経済学部卒、同年入社。2016年執行役員、17年企画・財務本部副本部長、18年ヤマハ・モーター・インディア社長兼ヤマハ・モーター・インディア・セールス社長、22年取締役兼上席執行役員、24年現職。埼玉県出身、62歳。