2025.02.12 クラボウ、4~12月連結は減収増益

 クラボウの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は減収増益。売上高は化成品事業や食品・サービス事業などが伸びた。利益は化成品事業などが拡大した。

 化成品事業は、軟質ウレタンが国内で順調に推移し、原料価格や労務費の価格転嫁も進んだ。機能樹脂製品は半導体製造装置向け高機能樹脂製品の受注が堅調。太陽電池向け機能フィルムの受注も好調。不織布は自動車フィルター向けの販売が回復し、全体で増収となった。

 環境メカトロニクス事業は、エレクトロニクスが半導体業界向け液体成分濃度計などが好調に推移したが、ウエハー洗浄装置の販売台数が減少。エンジニアリングは排ガス処理設備などが順調。全体では子会社の全株式を譲渡した影響で減収。

 通期連結業績予想は前回の発表数値を据え置いた。