2025.05.15 レゾナックHD、1~3月連結はコア営業増益

 レゾナック・ホールディングスの2025年12月期第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高は微減ながらコア営業利益は大幅な増益となった。半導体・電子材料セグメントが好調に推移し、利益を押し上げた。

 セグメント別売上高は、半導体・電子材料は半導体後工程材料がAI(人工知能)などの先端半導体向けで増加し、HDメディアもデータセンター向け需要回復で伸長したことで、前年同期比14.1%増と大きく増加した。モビリティーは二次電池外装材・食品包装材などの事業譲渡の影響もあり同7.8%減。ケミカルはグラファイトが黒鉛電極の市況低迷によって減少し同16.4%減。イノベーション材料はほぼ前年同期並みだった。

 通期連結業績は、従来予想を据え置いた。