2025.05.22 Slackで使える本格AI登場 「ガチAI」、業務支援を高度化

22日から正式版が提供開始された

ガチAIの機能ガチAIの機能

 AI(人工知能)ソリューションを開発するルーズデイズ(東京都新宿区)は22日、コミュニケーションツール「Slack」上でAIを最大限に活用できるアプリ「ガチAI / GACHI.ai」(ガチAI)正式版の提供を開始した。AIパートナーとしてシームレスに動作し、優秀な人間のアシスタントや専門家チームを抱えているような体験を提供する。

 既存環境に導入可能で、Slackユーザーなら誰でも直感的に利用できる。SlackのメンションやDMを通じて、より自然で文脈理解度の高い対話を実現。複雑な質問への回答、アイデアの壁打ちなど高度なコミュニケーションをサポートする。

 法務や税務、マーケティングなど各分野の専門知識を持つAIを特定のSlackチャンネルに配置。プロンプトエンジニアリングの専門知識が無くても、専門的なアドバイスや情報を即座に入手できる。

 PDFやHTML、CSVなど、多様な形式のドキュメントの作成や編集にも対応する。

 Webサイト上の最新情報に基づき、回答や分析を行う。市場調査や競合分析など、リアルタイム性が求められる業務にも活用できる。

 写真からの領収書情報の自動抽出・整理のほか、指定URLや複数ドキュメントの内容を要約したレポート作成、会議の議事録作成サポートなど、ベータ版で好評だった約20種類の業務自動化タスクに加え、実用的なタスクも拡充予定だ。

 基本機能が利用でき、4ユーザーまで無料な「Freeプラン」と、有料の「Proプラン」をそろえる。有料プランは、1ワークスペースあたり5ユーザーまで月額980円(税別)で、6ユーザー以上になると1ユーザーあたり月額500円(税別)の従量課金制となる。API連携のため、別途オープンAIの利用料金が必要。