2025.07.25 【電波時評】企業は電力大消費時代に備えを

 電力の使用量を気にする国内企業が増えている。AI(人工知能)の急激な普及に伴う電力需要の増加で、電気代の高止まりが中長期的に続く可能性があるからだ。日本の産業界には、この試練を成長の機会と捉えて少ないエネルギーで製品やサービスを開発するなど、「電力大量消費時代」を乗り切る戦略づくりが求められそうだ。

 AIを動かすには、大量の電力を消費するデータセンターが不可欠だ。電力広域的運営推進機関の有識者検討会がまとめた将来の電力需給シ...  (つづく)