2025.08.06 メイコーの4~6月連結 営業利益71%増

 メイコーの2026年3月期第1四半期(25年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比12.9%増の530億7200万円、営業利益同71.0%増の55億8500万円、経常利益同12.3%増の49億3500万円、純利益同23.5%増の37億7200万円となった。通期の連結業績予想の上方修正も発表した。

 売上高は、車載向け基板、スマートフォン・タブレット向け基板は微減となったが、情報通信向け基板やアミューズメントその他基板は好調に推移した。電子機器事業も好調に推移したことで、この期間としては過去最高の売り上げを計上した。利益面では、ビルドアップ基板を中心としたベトナム生産の好調な推移や、電子機器事業での付加価値の高いODM案件拡大などが増益に寄与した。生産性改善やコスト削減も利益を押し上げた。

 同社は、期初計画に織り込んでいた米国の大規模関税の引き上げ観測が緩和されたことや、需要が好調でベトナム第4工場の稼働による今後の収益性が高まる見通しとなったことから、1Q業績を踏まえ、通期の連結業績予想を修正し、売上高および各利益をそれぞれ増額した。