2025.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】Beyond EXPO スタートアップ・中堅中小 独自技術などでこだわり 未来の製品アピール
中堅・中小企業も未来の製品を出展
大阪・関西万博では、さまざまなスタートアップや中堅・中小企業も出展している。独自の技術やものづくりへのこだわり、未来の製品をアピールしている。
東大阪ブランド推進機構、オープンファクトリー「こーばへ行こう!」は9月に、ギャラリーイーストで東大阪のものづくりの魅力を伝えるイベントを実施。育児用品を手掛けるカワキタ(河北一朗社長)は、抱っこバッグをベースに体重、体温計測機能を搭載した「未来の抱っこバッグ」を参考出展。カバンと抱っこひもが兼用になった製品で各種計測機能を搭載させることで未来を感じさせるものに仕上げた。
大阪ヘルスケアパビリオンでは中小企業・スタートアップの技術力や魅力を発信するリボーンチャレンジを企画。毎週週替わりで中堅、中小企業やスタートアップのテーマ別展示を実施している。
6月中旬には大阪シティ信用金庫がメインとなり「未来の生活スタイル~スマートルーム~」をテーマに関連する中堅企業38社が少し未来の製品・サービスを展示。
KDP(大阪市港区、金谷浩樹社長)は、未来の防災シェルターを出展。900キログラムの衝撃に耐え、地震や津波などの自然災害から命を守る設計。ブース内はカラオケシステムも搭載しており、ルームシアターやテレワークスペースとしても活用できる多機能性を備えた。
古賀機械製作所(堺市美原区、古賀弘司社長)は自動移乗装置「はこベッド」を用意。スライドシートが寝ているそのままの状態で人とベッドの間にスムーズに入り込む仕組み。
ベッドから別のベッドへ移乗させる際に介護者に負担がかからないよう工夫した。ストレッチャーとして使用できるという。
野田金属工業(大阪府東大阪市、山本秀雄社長)はステンレスギフト・ステンレスアートの製作技術を活用したデザイナーズテーブルを出展した。テーブルは、職人の技とモノづくりへの情熱が結集した逸品。ステンレスをきれいに曲げることにこだわり、曲げの技術を披露した。