2025.10.27 4K8K機器、累計2407万台に 9月は35万1000台増

 放送サービス高度化推進協会(A-PAB)が27日発表した2025年9月末時点の4K8K衛星放送の視聴可能機器台数によると、累計は2407万1000台となり、前回集計から35万1000台増加した。

 内訳は、4K8Kチューナー内蔵テレビが1781万7000台、外付けチューナーが25万9000台、チューナー内蔵録画機が223万台、ケーブルテレビ用のチューナー内蔵セットトップボックス(STB)が376万6000台となった。STBの台数は7~9月の3カ月分を合算した数値。

 A-PABは「年明け以降の合計は227万台と堅調な推移」としており、視聴環境の拡大が続く。4Kチューナー内蔵テレビは薄型テレビ全体の59.8%、出荷金額ベースでは85.8%を占め、普及の裾野が広がっている。

 12月1日にはBSデジタル放送が開始25周年を迎える。A-PABは記念イベントの開催や、4K8Kコンテンツを対象とする「ルミエール・ジャパン・アワード2025」の共催など、放送の高度化と普及促進に引き続き取り組むとしている。