2025.11.17 【Inter BEE特集】パナソニックコネクト、クラウドを活用したソリューションを披露 メインステージでデモ実地

「現場がつながる・変わる・広がる」をコンセプトに出展

 パナソニックコネクトは「現場がつながる・変わる・広がる」をコンセプトに、クラウドを活用した映像制作の変革を促すソリューションを披露する。映像の表現や可能性、創造性が広がる未来の実現を目指す。


 今回は「フルクラウド化による新たな映像制作モデルの提案」と「IP化・自動化による業務効率化と映像表現手法の拡充を実現する製品群」を中心に出展。報道スタジオサブのフルクラウド化を紹介するステージやライブ映像制作プラットフォーム「KAIROS(ケイロス)」、カメラシステム、プラグインなどを紹介する。


 メインステージでは、ニュース番組制作の提案に報道サブシステム「フルクラウド化」のデモンストレーションを実施。同社がトータルサポートメンバーを務める「東京2025デフリンピック」の競技会場と中継し、障がいを持つ人でも楽しめるよう、字幕や手話などのアクセシビリティーを充実させた番組制作を実演する予定だ。


 フルクラウド化は、クラウド上でのリモートアクセスを可能にする。運用場所の制約をなくし、災害時などは他局からのサポートも受けやすくなるなど、持続可能な制作環境の構築に貢献。機材の最少化や人手不足解消、コンテンツの価値向上などを実現する。


 4Kスタジオカメラ・システムカメラの内蔵機能として世界初のオートフォーカス機能を搭載した4Kスタジオカメラ「AK-UCX100」(9月2日現在、同社調べ)や、同プラットフォームで使用できる新開発の4Kマルチパーパスカメラ「AK-UBX100」、同社初のマクロ機能などに対応し、操作性を向上させたリモートカメラコントローラー「AW-RP200GJ」を披露。ソフトウエアで画質調整とカメラ管理のワークフローを革新する「Media Production Suite」用のImage Adjust Proプラグインや人工知能(AI)を活用した「広告審査サポートサービス」も出展する。


 国内では初めて展示するメモリーカード・カメラレコーダーのほか、ミラーレス一眼カメラ LUMIXシリーズなど、用途やシーンに合わせて幅広いカメラ製品を紹介する。