2025.11.17 【エアコン特集】ダイキン工業 「うるさらX」の提案を強化、業界トップ級のエネルギー消費効率
フラッグシップモデル「うるさらX」25年モデル(室内機)
ダイキン工業は、プレミアムモデル「うるさらX(Rシリーズ)」2026年モデルを11月1日から発売した。電力を多く消費する起動時と、運転時間の約8割を占める安定運転時の省エネ性を高め、猛暑日の快適性も向上させた。
住宅のリビングで使われることが多い4.0kWクラス(14畳程度用)と5.6kWクラス(18畳程度用)の機種で業界トップクラスのエネルギー消費効率(APF)を達成している。14畳程度用でAPF7.3と18畳程度用でAPF6.6を実現する。
熱交換器の表面積を拡大し、圧縮機には従来よりも動力ロスが少ない高出力モーターを採用した。一般的なルームエアコンの設計上の標準使用期間10年を過ぎた同社機種と比べ、年間消費電力量を約8%削減する。
さらに「プレミアムPIT制御」と「エコブースト制御」を搭載し、省エネ性と快適性を向上させた。
プレミアムPIT制御(2.2kW~8.0kW機種に搭載)は、室温が設定温度に到達した後の安定運転時の消費電力を抑制する。
例えば春や秋、夏場の夜間など室温と外気温の差が小さい場合や、断熱性能の高い住宅など、エアコンが長時間安定して運転する環境でのさらなる消費電力抑制に貢献する。
また、圧縮機がオン・オフする頻度を抑えることで室温変化の少ない快適な環境を維持する。
エコブースト制御は、特に消費電力が大きくなる起動時に、快適性を落とさず消費電力量を冷房時には最大5%、暖房時には最大8%削減する。
このほか、気温が高い日の快適性を支える「室温パトロール」や「高外気タフネス冷房」に加えて、新たに外気温が35℃以上になるとエアコン起動時に室内の温度を大風量で素早く下げる「猛暑時スピード気流」を搭載している。
外気温が35℃以上の場合には室温を下げることを優先し、部屋の中央付近に向かって涼風を届ける。









