2025.11.17 【IIFES特集】東芝 AI×デジタル技術で 「ものづくりの未来」を開拓

「Meister Controller Cloud PLCパッケージtypeN1」の構成図

 東芝は「AI×ものづくりデジタルの源流から未来を掴む~進化し続ける東芝のスマートマニュファクチャリング~」をテーマに、OT計測制御、OT駆動、システムインテグレーション、ITソリューションを紹介する。

 製造業向けソリューションのMeisterシリーズ「計装クラウドサービス」は、製造現場とクラウドをつなげ、制御・データ連携を簡単に利用できる。東芝の産業用コントローラーやエンジニアリング環境をクラウドで利用することにより、オンラインでリモートから運用保守が可能となり、顧客の現場のデジタル化をサポート。通信安定性を高める独自のプロトコルとセキュリティー強化を備えており、安心して利用できる。

 東芝デジタルソリューションズの「Meister Apps 工程改善アシストパッケージ for SMTライン」は、プリント基板に電子部品を取り付けるSMTラインで、製造設備のデータを自動で収集・蓄積し、ダッシュボードで可視化・分析することで、製造工程の改善につなげるIoTソリューション。半導体需要の拡大で重要性が増すSMTラインの製造工程改善に貢献する。既存の設備のさまざまなデータ収集に対応し、短期間で製造現場のデジタル化を実現。SMTラインに特化して設備データの収集、蓄積、活用までを実現するパッケージソリューションのため、導入後すぐに工程改善に必要な情報活用が可能。

 制御システムセキュリティーについても紹介。インフラ、プラント、製造など、一度のサイバー攻撃が甚大な損害につながる分野に適した制御システム向けのセキュリティーソリューション。社会インフラの豊富な運用実績と制御技術を持つ東芝が、リスク評価からソリューションの提案、導入まで行う。情報システムへのサイバー攻撃に加え、制御システムを狙った攻撃にも対応した各種ソリューションを用意し、多層の対策で制御システムを守る。

 ブースは東芝グループ会社・関係会社8社で共同出展している。