2025.11.17 【IIFES特集】YOKOGAWA 近未来工場を支える 革新的な製品・技術が集結
「Sushi Sensor」4ch無線振動センサ
YOKOGAWAは、「すぐそこにある近未来工場 -人が活きるものづくり-」というテーマで出展する。5年後に実現できる近未来工場をイメージし、これを支えるための製品や技術を紹介する予定。
ブースは「生産管理」「製造・運転」「設備管理」「経営的課題」「計測機器」の五つのコーナーで構成。このうち生産管理、製造・運転、設備管理では、製品のデモンストレーションを見ることができる。
注力製品の一つは、「Sushi Sensor(スシセンサ)」XSシリーズの「4ch無線振動センサ」。石油やガス、上下水道などのプラントで使用されるコンプレッサーやポンプなどの設備、それらに組み込まれたベアリングやギアボックスの振動や温度の測定に使用する。
無線通信モジュール、振動測定モジュール、振動ピックアップ(最大四つまで接続可能)で構成。振動ピックアップを5mのケーブルで接続する構成としたことで、従来は設置が難しかった狭いスペースや高温となる環境下の設備のデータ取得が可能だ。
取得したデータは、同社のクラウド型ソフトウエアで分析することで、故障箇所や故障原因特定の支援、保全効果の可視化が可能となり、より迅速な判断と高度な意思決定を支援する。
統合生産制御システム「CENTUM VP R7」では、自律制御AI(人工知能)と統合し、プロセスシミュレーターを使ったデモンストレーションを実施する。AI技術を使ったプラント操業の未来を体験することができる。操業の自律化の促進をコンセプトに掲げ、エネルギー効率改善、脱炭素の加速、安全安心な労働環境を提供し、顧客のサステナビリティーへ貢献する。
これまでの信頼性・安定性・継承性、強固なセキュリティー、万全のエンジニアリング・サービス体制を変わらぬ価値として保持しながら、制御・操作監視範囲のさらなる拡大、プロセスの状態把握による予兆検知、経験値とAI技術を融合したプラント操業の未来に向けた革新に取り組む。









