2025.11.28 TOA、大阪など4会場で内覧会開催 計2400人来場
TOAの内覧会の大阪会場
TOAは、東京、福岡、名古屋、大阪の4会場で内覧会「TOA NEXT COMMUNICATION 2025」を開催した。商品の開発背景や活用価値を提案しながら、新製品やソリューションなどを紹介。4会場全体の来場者数は約2400人となった。
内覧会のテーマは「対話からはじまる 次の現場、次の商品。」。会場では、接点の少ない開発者や技術者も参加し、製品開発への思いや現場でのソリューションの活用方法などを提案。各会場とも詳しく説明ができる体制を整えた。
各会場とも3つのゾーンで構成。既存商品と既存市場、新規商品と既存市場、新規商品と新規市場のゾーンを用意し、商品を紹介する16のブースを用意。商談のスペースを確保したほか、セミナーも開いた。
4カ所の最終会場となったのは、大阪会場のマイドームおおさか(大阪市中央区)。会場ではリリースしたばかりの放送アナウンス作成サービス「YUTTE」を紹介。放送したいアナウンス文章を入力するだけで、簡単に音源データを作成できるクラウドサービスで、キーワードを入力するだけで、AI(人工知能)が放送に適した原稿を自動生成する機能も備えた。また、日本語で入力した文章を、英語など7言語に自動翻訳する機能を実演した。
また、放送・通話・映像が融合したIPコミュニケーションシステム「CX-1000シリーズ」も展示。ブースでは、スピーカーや端末、カメラ、パトライトなどを組み合わせたソリューションを実演。学校や工場内向けの模擬放送を実演した。
さらに、NFC(近距離無線通信)を活用した「スマートキッティング」を採用したネットワークカメラシステム「TRIFORA(トリフォラ)シリーズ」なども披露。ブースでは設定したスマートフォンを、設置前のカメラにかざすだけで設定が完了する施工を実演した。
各会場では、6コマのセミナーを用意。大阪会場ではCX-1000シリーズを説明したほか、TOAのデザインを紹介するコマを設けた。
来場者からは「『自社の機器を理解してもらいたい』との熱い気持ちが伝わってきた。質問が飛び交いコミュニケーションがよく取れていた」「機器のデザイン担当と直接話ができてよかった」といった声が上がり、満足した様子だった。
谷口方啓社長は「東京や大阪など各会場ともよい手応えを感じている。来場者との対話で直接作り手の思いを伝えることができた」と話した。










