2025.12.02 「ビジネスチャンスEXPO in TOKYO」に多彩な機械が集結 搭乗型ロボットに熱視線
注目を集めた搭乗型ロボット「SR-02」の体験コーナー
先端的な技術や商材が一堂に会する「ビジネスチャンスEXPO in TOKYO」(主催・東京商工会議所)が11月26、27日の2日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた。過去最多となる344社・団体が出展し、1万3182人が来場。搭乗型ロボットなど多彩な産業機械も集結し、存在感を放っていた。
今回の展示会は、成長が見込まれる「フード」「ライフスタイル」「ものづくり」「サービス・DX」という4分野に特化したイベントで、多様な中小企業が商機を広げる舞台にもなった。
中でも注目を集めたのが、遊戯機械事業で実績を積む三精テクノロジーズ(大阪市淀川区)が開発した巨大なロボットだ。ブースを訪れると、SF映画に登場するような未来感が漂う4人乗りの4足歩行ロボット「SR-02」が歩いていた。
SR-02の全長は3.4m。人を乗せて楽しませたいという思いで生まれたロボットで、レジャー施設やイベント会場などのデモンストレーション用として活躍しているという。来場者からは、災害救助や宇宙での活躍に期待を寄せる声が寄せられた。今後は、ロボットの用途の幅を広げるため開発のパートナーを探していく方針だ。
一方、幅広い商品の企画・開発・設計を行う三和製作所(東京都江戸川区)は、聴力検査や補聴器など「耳」に関する展示を行った。雇い入れ時や学校での健診に対応した聴力検査器オージオメーターの「BOOK AUDIO(ブックオージオ)」は、計量で本のように収納できることが特長。場面に応じたスムーズな検査を支援する。
同社はポケット型補聴器の「ポッケselシリーズ」も展示し、操作が簡単なことや安価なことから導入器としてアピールした。乾電池を動力源とするため、防災時を見据えて同製品を備蓄している自治体もあるという。












