2025.12.12 NECグリーンロケッツ東葛、JR東日本グループへ譲渡決定 リーグワン継続参戦
NECは、同社が保有・運営するラグビーチーム「NEC グリーンロケッツ東葛」が、JR東日本グループに譲渡されることが正式に決定したと発表した。譲渡は NTTジャパンラグビー・リーグワン2025-26終了後の2026年7月に行われる予定。
JR東はチーム譲受後も「NEC グリーンロケッツ東葛」をリーグワンで活動させ、地域社会の活性化と企業スポーツ振興に貢献する方針を示している。千葉県内8自治体をホストエリアとする活動基盤やアカデミー、ファンクラブ、ホームスタジアムである柏の葉公園総合競技場(千葉県柏市)についても引き継ぎ協議を進めるという。今後、新チーム名称等については関係者と協議の上で決定するという。
NECは、チームが中長期的に持続可能な発展を続けることを重視し、25年8月から譲渡検討を進めてきた。譲渡先として選定したJR東については、スポーツ支援の実績があり東葛地域との関係性も深いことを評価。NECは譲渡後も練習グラウンドやクラブハウスを JR東日本に貸与するなど、引き続き支援していく意向を示している。
グリーンロケッツ東葛は1985年にNECのラグビー部が創設されて以来、関東社会人リーグや日本選手権などで活躍。2021年に現在の名称へ変更し、2022年には NTTジャパンラグビー リーグワンへ参入している。
JR東グループは既に複数の企業スポーツチームを擁し、地域貢献やスポーツ振興に取り組んでいる。今回の譲渡を機に、鉄道とラグビーの深い関わりの歴史を生かしつつ、チームの発展と地域スポーツ文化の拡大を図る方針。







