2026.01.01 【家電総合特集】カナック企画 カーオーディオ/セキュリティーで新展開、新型車の対応製品も速やかに 金子高一郎代表取締役社長

金子代表取締役社長

 国内カーエレクトロニクス市場を取り巻く環境は厳しさを増しているが、市販製品としてやれる領域はまだ多くあるとみている。長年カーナビゲーションシステムやカーオーディオの取り付けキットを開発してきた知見を生かした新製品を展開していきたい。2026年は、カーナビ取り付けキットに加え、カーオーディオとセキュリティーの領域で新たな展開を図る。

 主力のカーナビ取り付けキットは、新型車に合わせて対応製品を速やかに発売できるようにしている。昨年はホンダ・N-BOXのキットが好調だった。今年は日産・ルークスやダイハツ・ムーブ、ホンダ・フリード、WR-Vといった人気車種のキットを順次投入する。

 ルークスはステアリングリモコンアダプターも開発中で、取り付けキットとセットで提案できるようにする。さらにホンダの新型車の純正4チャンネルカメラを市販ナビで使えるアダプターを開発中で春に発売できるようにしたい。

 22年から純正オーディオの音を手軽に改善できるサウンドアップ用コード「ESシリーズ」を展開してきたが、新たにDSP(デジタルシグナルプロセッサー)を発売する。新製品はこれまでにないウーハー付きのDSPで、ESシリーズを使うことで車種に合わせて簡単に装着ができる。

 純正オーディオにこのDSPを付けることで、低音域の増強も含め飛躍的な音質改善ができる。音の専門家が車種専用で音をチューニングしたデータをダウンロードできる仕組みも計画している。ダウンロードデータで、車種に最適な音場を楽しめるとみている。

 セキュリティーでは、盗難通報装置「の一撃」を1月に発売する。簡単に取り付けでき、万が一の車両盗難の際に知らせるものだ。今後はスマートフォンに通知するモデルも開発していく。新領域ではモータースポーツ車両に必要となる電子機器の接続を簡単にできるようにする製品を開発中で、今年発売する計画だ。

 当社親会社のカインズグループは25年9月1日からユニコーンズホールディングスとして新たにスタートを切った。各事業会社との横の連携をさらに密にしながら、新製品を確実に浸透させ新たな価値を提供していきたい。