2026.01.12 【電子部品総合特集】エレクス・濱口淳社長執行役員 基板実装から組み立てまで一貫支援 少量生産や短納期生産に柔軟対応
国内のFA(ファクトリーオートメーション)や半導体関連市場で一部不透明感があるものの、当社が注力している産業機器や医療機器分野の受託事業は堅調に推移している。長年、プリント基板実装からコンピューター機器の各種ケーブル加工、産業機器の組み立てまで、企画から設計、試作、量産までを一貫して対応してきたことが評価され、高い品質が求められる少量生産や短納期生産といった領域で引き合いが多い。
現在は企業が抱えている製品設計や開発、生産の課題に寄り添い、基板実装だけでなく、ハーネス加工や機器組み立てまでをまとめて請け負うようにしている。ワンストップで対応できるため迅速で柔軟に要望を聞き入れられることも強みだ。品質管理も含めて丸ごと支援できるため手離れのよい受託生産ができる。
2024年からは、東京大学の竹谷純一教授のグループが開発した有機半導体単結晶の成膜技術を活用したフレキシブルディスプレーの量産に向け取り組んでいる。オルガノサーキット(千葉県柏市)と協業し高山本社(岐阜県高山市)で量産に向けた試作を続けている。この1年も品質改善に向け取り組み、着実に進化している。今年も引き続き強化していきたい。
当社は20年にカーAVや搬送機器の開発製造を手がけるカインズ(東京都葛飾区)グループに入り改革に取り組んできた。カインズグループは25年9月1日にユニコーンズホールディングスとして新たなスタートを切った。当社を含む7事業会社で横の連携を密にした展開を始めている。
現在、品川技術センターと高山本社が連携して設計開発から生産を行っており、グループで搬送機器を手がけるカインズやカーAV機器を手がけるカナック企画、インスピリアなどと連携した製品開発にも取り組む。スタートアップ企業などからの依頼も多く、セキュリティー基板実装などの実績も増えている。
この1年は子ども向け工作教室や職場体験といった活動にも取り組んだ。社会貢献の一環として今後も継続していきたい。EMS(電子機器受託生産)やODM(製造開発受託)は今後も増えるとみており、当社の強みを幅広く訴求していく。










