2026.02.09 【コネクター総合特集】イリソ電子工業 車載・産機向け高速伝送コネクター拡大
イリソ電子工業は、モビリティー市場、産機市場、コンシューマー市場を事業拡大に向けた柱と位置付け、積極的な新製品開発と生産体制強化を進めている。
新中期計画では注力分野を「モビリティー分野」と「インダストリアル分野」に定め、車載で培った技術をモビリティー全般に展開する。産機向けは車載に次ぐ第2の柱として確立させる。
新製品開発では、統合ECU(電子制御ユニット)化などを視野に高速伝送用コネクターの開発に注力。同社の高速伝送用コネクターは車載用途に加え、インダストリアル用途での採用が増加しており、今後も両用途で伸ばしていく。
同社の「マルチケーブル対応コネクター」は、電動化するモビリティーの軽量化を実現するFPC/FFC対応コネクター。従来のワイヤハーネスコネクターで使用されていたケーブルをFPC/FFCにマルチに置き換えが可能。車載用パワートレインの小型化・軽量化を実現する。軽量化が求められる車載用パワートレイン内部接続や機器間接続に最適であるだけでなく、航空機、ドローン、携帯型医療機器などの分野でも優れた性能を発揮する。
同社は独自のフローティングテクノロジーを採用した3次元可動BtoBコネクター「Z-Moveシリーズ」を拡充。接点が固定されたままZ軸が可動する構造で振動(共振)・衝撃によるはんだ付け部のストレスを緩和。作業性、信頼性を大幅に向上する。
さらに、「3次元可動BtoBコネクター」と「振動シミュレーションサービス」を組み合わせた「耐振ソリューション」を展開。振動シミュレーションサービスにより顧客機器の耐振性を評価し、問題点の早期把握と対策の提案を行い高い評価を得ている。
2025年4月には、国内新工場である秋田工場(秋田県横手市)が本格稼働。地産地消対応やBCP(事業継続計画)対応強化を図っている。









