2026.02.09 【コネクター総合特集】日本航空電子工業 USBタイプCコネクターのリペアラブルタイプ開発

DX07リペアラブルタイプDX07リペアラブルタイプ

 日本航空電子工業の目指す姿は、高速通信規格5Gでつながる「環境にやさしいモビリティ・IoT社会」の実現に向け、“Technology to Inspire Innovation”のスローガンのもと、つなぐ技術で価値を創造することだ。携帯機器、自動車、産機・インフラの重点市場に対し、グローバルマーケティングと積極的な新製品開発を推進する。

 車載は、ADAS(先進運転支援システム)、EV(電気自動車)などの領域をターゲットに積極的な新製品開発を推進。携帯機器向けは、5G端末やウエアラブル機器向け基板対基板コネクターなどの開発に力を入れている。

 同社はUSBタイプC準拠コネクター「DX07シリーズ」を拡充し、「DX07 リペアラブルタイプ(交換可能タイプ)」を追加した。新製品は、EU(欧州連合)の「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(ESPR)」とフランスの「Repairability Index(修理可能性スコア)」に対応した、リペア性、堅ろう性を備えたコンプレッションタイプのレセプタクルコネクター。

 2024年7月にEUで施行されたESPRでは、製品の修理性・耐久性・再利用性・リサイクル性に関する設計要件が導入され、ICT機器を含むほぼ全ての物理的製品が規制対象となった。さらに仏Repairability Indexでは、ノートパソコンなどの電子機器に対し①技術文書の提供②分解の容易さ③工具の種類④部品の入手性と価格⑤製品固有の評価項目の五つの基準で修理のしやすさを10点満点で評価し、消費者への情報提供が義務付けられた。

 同社はこうした動きに対応し、DX07リペアラブルタイプを開発した。従来、USBタイプCコネクターは、直接基板にはんだ実装され、コネクター破損時は基板全体の交換が必要だったが、新製品ははんだ付け不要であることで破損した場合にドライバー1本でねじを外せば交換できる。ICTをはじめ、堅ろう性が求められる産機市場、医療市場など幅広い市場に向け訴求する。