2026.02.19 印JSW MGモーター、電動化を推進へ 4.4億ドル投資を計画

4.4億ドルを投資し電動化を推進するJSW MG モーターのEV車「MG Windsor]

 インドのJSW MGモーターは、今後数年間に国内に300億~400億ルピー(約4億4000万ドル)規模を投資して生産拡大と電動化を促す戦略を発表した。同社は中国の上海汽車集団(SAIC Motor)と地場の企業集団JSWグループの合弁企業。

 現在、JSWグループ傘下のJSW MG モーターは、国内で電気自動車(EV)3車種含め6車種を生産し、販売している。2025年には、前年比15%増の7万500台を販売した実績を持つ。このうち半分以上がEVで、特にベストセラー車とされる「MG Windsor」が好調だ。近くハイブリッド車の投入も計画しているという。

 JSW MGモーターによると、同社は現在、年間12万台の生産実績だが、新たな投資計画では年30万台へ拡張するほか、グジャラート州ハロル工場の塗装ラインやボディー工程を拡充する。

 電動化では、EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)などの新エネルギー車(NV)の比率を75~80%に引き上げる。電池部品の採用増も視野に入れている。コストや為替リスク、輸送費を抑制するためだ。その達成時期は、明らかにされていない。

 上海汽車が全額出資する子会社のMGブランドは、19年にインド市場に参入。24年には同子会社の株式の約51%がインド側の投資家に移転した。そのうち35%をJSWグループが取得し、残りはインドの金融機関やディーラーなどが保有している。その後、上海汽車はさらに株式の移譲を求めているが、現状は変わっていない。

 インドの自動車市場では、トヨタ自動車やスズキなどの日本企業を含めて、大型投資が目立っている。このためJSW MGモーターとしても投資を強化し、成長の波に乗り遅れるわけにはいかないとの思惑がにじむ。