2026.06.09 第52回放送文化基金賞が決定 放送技術部門でNHK、フジテレビ、MBSが受賞
フジテレビの受賞技術の概要
放送文化基金は9日、優れた番組・配信コンテンツや放送文化、放送技術の分野で顕著な業績を表彰する第52回放送文化基金賞の受賞者を発表した。今回はフジテレビジョンがエンターテインメント部門と放送技術部門でダブル受賞し、NHK、毎日放送(MBS)も放送技術部門で選ばれた。
放送文化基金賞は1974年設立の基金が主催し、放送界の発展に寄与した作品や技術を顕彰する歴史ある賞として知られる。
フジテレビは、AI(人工知能)を使った新機軸のバラエティー番組「AI実験バラエティ シンギュラ」でエンターテインメント部門優秀賞を受賞した。大喜利の回答を生成AIで可視化するなど、人間とAIの相乗効果で新たな笑いを生み出した点が評価された。
放送技術部門では、フジテレビが、現行の地上デジタル放送(ISDB-T)で視聴者ごとに異なるCMや番組内容を届けられる「アドレッサブルTV」技術と、映像の真正性を暗号技術で担保する偽情報対策技術の開発が高く評価された。
フジテレビのアドレッサブルTV技術と偽情報対策技術に加え、NHKの「シーラカンス8K撮影」と潜水艇撮影システムの開発、NHKとNHK財団による手話CG制作システムの研究開発と実用化も受賞した。
さらにMBSは、大阪・関西万博開幕日に実施された「1万人の第九 EXPO2025」の中継技術で放送技術賞を受賞。大屋根リングとウォータープラザで行われた1万人の合唱を、約10キロ離れた本社と会場をNTTの次世代通信基盤「IOWN」で結び、遠隔から制作する新たな中継スタイルを実現した。
贈呈式は、7月8日に東京で行われる予定。









