2026.07.03 三菱電機、インフォステラを子会社化 衛星向け地上局サービスを強化

三菱電機の洗井昌彦上席執行役員防衛・宇宙システム事業本部長 (左)とインフォステラの 倉原直美代表取締役CEO(右)

 三菱電機は2日、衛星事業者向けにクラウドベースの地上局サービスを提供するインフォステラ(東京都新宿区)の株式を1日に取得し、完全子会社化したと発表した。世界的に需要が急増する衛星事業者向け地上局サービスの拡大を目指す。

 インフォステラは、周回衛星向けの地上局プラットフォーム「StellarStation」を基盤に、世界各地の地上局をクラウド上で仮想的にネットワーク化。衛星事業者に一元的なサービスとしてGSaaS(Ground Segment as a Service)を展開する。2016年1月に設立し、従業員は21人(26年7月現在)。

 三菱電機は、衛星や地上設備の開発・製造技術、システムインテグレーション力を保有する。今後は、インフォステラのGSaaSプラットフォームとアジャイルな開発力を組み合わせ、地上ネットワークのグローバル展開を加速する。小型衛星コンステレーションを運用する衛星事業者の初期投資や運用負荷を抑えつつ、品質と信頼性を備えた宇宙通信インフラをタイムリーに提供する構えだ。両社はこの事業基盤を活用し、宇宙産業の新たなビジネスモデルの展開を目指す。

 宇宙産業では、高度200~2000㎞の低軌道に多数の小型衛星を配置し、連携して機能する小型衛星コンステレーションを用いた多様なサービスが拡大している。三菱は、こうした需要の獲得を目指し、インフォステラの子会社化を決めた。