2026.07.13 電波新聞社、「電波サロン」懇話会 電機・エレクトロニクス業界の経営層が交流 松下幸之助に学ぶリーダーシップを講演
懇親会で熱く語り合う参加者
電波新聞社は9日、電機・エレクトロニクス業界の経営層が交流する「電波サロン」の懇話会を、大阪市北区のクラブ関西で開催した。会員企業の経営層や関係者ら約25人が参加。松下政経塾前塾頭の金子一也氏が「松下幸之助に学ぶリーダーシップ」をテーマに講演したほか、記者と参加者がリーダーシップについて意見を交わした。
電波サロンは、電機・エレクトロニクス業界の経営層が、日常の企業活動だけでは得にくい知見やつながりを築くための交流、情報交換の場。1950年創刊の電波新聞社が持つ業界ネットワークと専門性を生かした「電波新聞らしい」会合を特徴としている。
冒頭、主催者を代表して電波新聞社の平山勉社長があいさつした。「同じ時代に、同じ責任を背負う経営者同士が、ここで情報を交わし、知恵を持ち寄り、互いに支え合っていただきたい。電波サロンを、そういう場にしたいと願っている。私どもは、答えを配る場ではなく、皆さまと共に考える場を、取材で培った視点を添えながら下支えする。今日はその第一歩。関西が生んだ希代の経営者たちの原点に学びながら、これからの経営を一緒に考えたい」と述べた。
講演で金子氏は、松下幸之助創業者が繰り返し説いた「素直」「自修自得」「衆知を集める」の三つの言葉を挙げ、リーダーに求められる姿勢や人材育成の手法などを紹介した。
金子氏は「幸之助創業者は晩年、松下政経塾の塾生から毎朝、新聞を読み聞かせてもらっていた。塾生は企業の記事を読み、自身がリーダーであればどのような判断をするのかを考えさせられていた。幸之助創業者も塾生からニュースを聞き、衆知を集めていた。衆知を集めることは、パワーを集めることと同じだ」と話した。
講演後の懇話では、記者が取材を通じて見てきた経営者の現場での姿を基に、リーダーシップに必要な要素を議論した。
ダイヤモンドエレクトリックホールディングスの小野有理社長は「社長自身が公益性に対して、どのような考え方を持っているかが重要だ。その上で、意見を集められる環境を構築することが大切」と強調した。オーナンバの木嶋忠敏社長は「松下幸之助氏の考え方を再認識できた」と感想を述べた。
懇話に続いて懇親会も開いた。参加者は食事を交えながら、リーダーシップや人材育成の重要性について熱心に語り合った。
電波サロンは今後、本格的に活動を展開する予定。定期的に会合を開くほか、技術責任者向けなど、個別のテーマを設けた会合も開催する。












