2026.08.31 【ソリューションプロバイダー特集】パーソルコミュニケーションサービス 金井美紀和取締役副社長執行役員
全社営業を徹底、CXとDX支援の強みを本格展開へ
2026年度は富士通グループからパーソルグループ傘下に入り2年目となり、収益を着実に積み上げていく年と位置付けている。長年コンタクトセンター事業で培ってきた顧客接点をより良くするカスタマーエクスペリエンス(顧客体験価値=CX)向上支援と、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援という当社の強みを前面に出しながら全社営業を徹底していく。
中期経営計画では、業務コンサルティング、データサイエンス支援、EC(電子商取引)トータルサービス、パッケージサービス、ITインフラ設計構築の5分野への注力を掲げた。パーソルの営業やマーケティングのノウハウを活用し、顧客ごとに展開してきたソリューションの体系化にも取り組む。
特にサイボウズ「Kintone(キントーン)」や「Microsoft365」「セールスフォース」「ジェネシス」といったサービスの導入後の伴走型支援は当社の強みが生かせる領域で、自社活用の知見を展開していく。顧客の課題を聞き、解決策を導き出すDX診断サービスもスタートし、引き合いもよい。
営業も強化し、顧客と接点を持つ事業部門に営業機能を持たせた。サービスマネージャーらが新たなサービスを提案する。この3年は顧客との対話やマーケティング手法などを学ぶCX/DX人材育成を行い、約500人が受講を終えた。上位修了者が営業活動の先頭に立っていく。
AI(人工知能)活用では自社業務の効率化を進めてきた。当社では改善内容や削減時間を申請し、承認されると報奨を受けられる制度を設け、効率化を社員が自律的に進められる仕組みもつくっている。知見は外販にも生かしていきたい。
全国11カ所のセンター網を生かす地方創生も成果が出てきた。自治体や地場企業との関係づくり、地域イベントへの参加も増え、昨年度は地方案件を11件獲得した。地域発の案件をさらに増やしていく。パーソルグループと当社の顧客基盤を生かした営業も進み、顧客の裾野も広がっている。従来獲得できていなかった大型案件も狙えるためグループ連携をさらに強化する。今年度は市場成長率よりも高い売上高10%増を目指していく計画だ。







