2020.07.03 【ルームエアコン特集】東芝ライフスタイルDTシリーズ柔らかな冷風実現
「DTシリーズ」
東芝ライフスタイルは、柔らかな冷風を実現する「無風感冷房」を搭載した「DTシリーズ」を夏商戦の主力と位置付けている。IoT対応の利便性も提案していく。
DTシリーズは、高さ250ミリメートルのコンパクト設計のフラグシップ機。マイディアグループ(美的集団)の技術を応用した無風感冷房を搭載するのが最大の特徴だ。吹き出し口に無数の穴が開いた「無風感ルーバー」を備え、性質の違う2種類の風をつくることで冷風を柔らかくする。リモコンには新たに「無風感」ボタンを備え、使い勝手も高めた。
同社が実施した試験によると、通常の冷房運転と無風感冷房の環境下でそれぞれ90分経過後の肌水分量の低下度合いを測定した結果、無風感冷房の環境下では肌水分量を99%以上保持できていることを確認した。
スマートフォンからの遠隔操作やスマートスピーカによる音声操作もできる。下位機種の「Rシリーズ」「Pシリーズ」もIoT対応したことで、エアコンでIoT製品を導入しやすくしている。
室外機に搭載するコンプレッサも新開発。熱耐性の高い部品を採用し、外気温48度でも冷房運転できるようにした。
ウイルス抑制やカビ、細菌を除去する「プラズマ空清」、1時間当たり約1リットルの結露水で室内機の熱交換器を洗浄する「1リットル洗浄」など、清潔性を保つ機能も搭載する。
快適性では、「AI温冷熱センサー」が室内の状況をセンシングし、体表温度や壁、床などの熱を測定して運転を自動制御。風量やパワーに加え、冷房時には無風感冷房にも自動で切り替える。
昨年までは東芝キヤリア製「DRシリーズ」を最上位機と位置付けてきた。今後はマイディア製品に切り替えていくが、系列の地域電器店やB2BではDRシリーズも継続していく。