2020.08.19 【コネクタ特集】サムテックジャパンハイスピード系中心に事業展開
サムテックジャパンは、米SAMTEC社の日本法人。同社が重視するのは①カスタマーサービスの徹底②ミニマムオーダー③カスタム製品対応。ビショップのCSランキングで1位を多数獲得している。
20年度は高速バックプレーンコネクタや、高速ケーブルアセンブリなどの高速伝送関連製品の増加や医療系での受注増などにより、グローバル/日本法人ともに、計画を大きく上回るペースで推移している。コロナ禍を踏まえたEMSの部品先行手配も受注を増大させている。
第5世代高速通信規格5G関連では、ハイスピードバックプレーンコネクタやハイスピード同軸ケーブルアセンブリ、「FIREFLY」などのデザイン活動が順調に進展。下期もハイスピード系を中心に、積極的な事業を展開する。
新製品として、次世代ハイスピードコネクタ「NOVARAY(ノバレ)シリーズ」の提案を強化する。同シリーズは超高密度でチャネル当たり112ギガbps PAM4のパフォーマンスを備えたBGAコネクタ。面積当たり換算で最大の伝送レートを流すことが可能。
基板間高さ7ミリメートルバージョンをリリース済みで、10ミリメートル/12ミリメートルも準備中。既に海外のFPGメーカーや、CPUメーカーの推奨コネクタとして採用されている。ケーブル側製品も準備中。
高速バックプレーンは「ExaMax」「XCede」などが好調だ。ケーブルバージョンの「ExaMax CABLE」(112ギガbps PAM4対応)も採用が増加している。
架橋配線可能な光コネクタ「FIREFLY」の拡充にも努める。