2020.09.04 NICT HEBM開発低雑音化と広IF帯域化を実現

 情報通信研究機構(NICT)は、磁性材料を用いた独自の超伝導ホットエレクトロンボロメータミキサー(HEBM)を開発。従来困難だったHEBMの極微細化を可能にしたことで、2テラヘルツ帯ヘテロダイン受信機の低雑音化と広IF帯域化を実現した。

 作製した2テラヘルツ帯HEBMは、量子雑音限界の6倍程度である約570K(DSB)の低雑音性能と、従来構造のHEBMに比べ約3ギガヘルツ拡大した約6・9ギガヘルツの広IF帯域特性を達成した。...  (つづく)