2019.10.01 世界の半導体製造装置市場 19年は台湾がけん引

セミコン台湾で講演したTSMCの劉董事長

 18年後半からの半導体市況の低迷を受け、世界の半導体製造装置の需要は冷え込んでいるが、唯一堅調な伸びを示しているのが台湾だ。国際半導体製造装置材料協会(SEMI)によれば、19年の台湾の半導体製造装置の販売額は前年比21%増の123億ドルとなり、韓国、中国を抜いて3年ぶりに世界首位に返り咲く見通しで、成長をけん引するのはファウンドリ世界最大手のTSMC。また米中貿易摩擦の影響による台湾回帰も設備需要を押し上げていると見られる。

  (つづく)