2020.11.13 電機業界 10月度の主な企業倒産
オンウェイ(北九州市八幡西区、設立94年、香月智明代表清算人)は特別清算。負債総額は約2億2000万円。
当初は生命保険関連の販促品販売で実績を積み、携帯電話販売に参入した。スーパーや商業施設内などに出店を重ね、業界内でも存在感を示していたが、競争を避けられない中、出店や赤字補填等で導入した借入金の相対的な負担も高まり、業績低迷の状態を支え切れずに今回の措置に至った。
BCBplus(埼玉県志木市、設立17年、熊谷崇士社長)は破産。負債は7000万円。
ブレーカー周辺に貼るだけで電気量の使用を削減できる「デンガード」の販売代理店として設立。設立から10カ月後には既に販売不振から事業を停止、事業再編の見通しも立たず、今回の措置に至っている。
サンシャインPJ(さいたま市中央区、設立13年、吉田典豊社長)は破産。負債総額は約4000万円。
一般顧客向けに、太陽光発電システム機器を販売していた。既往の繰越損失含みで債務超過が慢性化していた中で、資金繰りもひっ迫していたとみられ、事業の継続が困難となり、今回の措置となった。
フジプロジェクトサービス(東京都墨田区、設立81年、古賀明秀社長)は破産。負債は約4000万円。
ビジネスホテル、ファッションホテル向けに冷蔵庫の販売、メンテナンスや飲料などのベンダー事業を手がけていた。利用低迷による受注不振により業績は悪化の一途をたどり、業績回復の見通しが立たず休眠状態となり、15年に解散していた。