2019.10.11 NIMSと産総研が液体状のエレクトレット材料 静電気を半永久的に保持

 物質・材料研究機構(NIMS)と産業技術総合研究所(産総研)は、静電気を半永久的にためることができる液体状のエレクトレット材料を開発した。同材料を柔らかい電極と組み合わせ、伸縮・折り曲げできる振動発電素子を世界で初めて実現。腕や胸に装着する電池レスの脈拍・心拍センサーなど医療応用が考えられている。

 電荷を半永久的に保持できるエレクトレット材料は、電極との距離の変化で電圧を発生させることができるため、振動や圧力刺激を電気信号に...  (つづく)