2019.10.14 【電波時評】地域電器店の魅力を伝えて人材確保

 「お向かいのお総菜屋さんも、この間まで営業してはったんやけどねえ…」。電器店の70代の女性店主は、寂しそうにつぶやいた。この電器店は、いわゆる「シャッター通り商店街」にある。閉鎖された店舗が連なる中、夜間にはこの電器店の明かりだけがこうこうと輝いている。

 一人で店を切り盛りする女性店主は、自身も高齢ながら高齢者宅に乾電池を届けに駆け付けたり、脚立に上って電球の交換もする。大型家電の納品時には、有償で近隣の他店の手を借りる。「...  (つづく)