2019.10.21 韓国のパネル大手2社 テレビ用有機EL投資拡大 高付加価値分野に集中

今夏、本格稼働を開始した中国広州市にあるLGDの8.5世代有機ELパネル工場

 韓国のパネル大手2社がテレビ用有機ELへの投資を拡大している。中国との過当競争にさらされ収益が悪化する液晶パネル事業を縮小し、高付加価値分野に資源を集中投資。生産力の大幅増強と新技術開発を進めて中国の追い上げをかわし、プレミアム市場での主導権獲得を目指す。

 10日、韓国サムスンディスプレイは次世代有機ELパネル「量子ドット(QD)有機EL」開発に、25年までに13兆1000億ウォン(約1兆2000億円)を投じる計画を発表した...  (つづく)