2021.03.09 【照明総合特集】ホタルクス光触媒除菌脱臭機
光触媒除菌脱臭機「Hotalux AIR」
パーソナルスペースで利用
ホタルクスは、パーソナルスペースでの利用を想定する光触媒除菌脱臭機「Hotalux AIR(ホタルクス エアー)」に注力していく。「照明+α」の事業として販売を加速させていく。
ホタルクス エアーは、マーケティングの一環として昨年10月末にテスト販売を行った。そこでの反響を受けて本格的な展開を決め、開発を進めてきた。
女性が開発リーダーを務め、デザイン性にもこだわりを持って開発。縦145×横80×幅166ミリメートルの小型な筐体で、会議室やデスクの上、トイレなどパーソナル空間での利用を提案していく。
テスト販売した第1弾製品に対し、LEDチップの搭載量を約1.3倍に増やすとともに、風量を上げることで、除菌・脱臭性能を高めている。
重さも3割減らし、小型・軽量というコンセプトはそのままに、設置場所の自由度も高めている。
光触媒ユニットにより、空気中に浮遊する菌やウイルスを除去するとともに、1立方メートルの容器内における試験結果として、たばこやペット臭などの強い臭いを約30分で脱臭できる性能を持つ。光触媒は6カ月に1度程度水洗いするだけでよく、メンテナンス性も高い。
風量は3段階で調整できる。インテリアになじみやすい円筒形フォルムを採用し、ホワイトとブラックの2色を用意した。
第1弾のホタルクス エアーは、テスト販売ということもあり、販路を限定していた。2月に発売した新製品では、電材卸といったB2Bルートだけでなく、ホームセンターや家電量販店などのB2Cルートへの展開も計画している。年間1万台の販売を目指す。