2019.10.25 NIMSとソウル国大が形状記憶効果示すハイエントロピー合金開発

 物質・材料研究機構(NIMS)は、ソウル国立大学と共同で、形状記憶効果を示すハイエントロピー合金を開発した。従来の合金よりも広い温度範囲で形状記憶効果が得られ、チタン-ニッケル合金よりも高温での形状記憶効果を示したことから、高温用アクチュエータなどへの応用が期待される。

 ハイエントロピー合金とは5種類以上の元素を等モル比で混合して得られる固溶体合金およびその周辺組成の合金の総称。国際的に非常に盛んに研究されており、欧米や韓国...  (つづく)